SubConsoleは、外部端末の画面表示と操作環境を提供する MacOS アプリケーションです。
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このアプリケーションはMacOS上で稼働し、外部端末が出力する画面の表示と、その端末の操作環境を提供します。 1組のモニタ、キーボードやマウスを、ホスト端末となるMacと複数のゲスト端末の間で随時 切り替えながら使用することができます。これにより、デスク上のスペースを節約したり作業効率の 向上を図れます。
いわば、KVM(Keyboard/Video/Mouse)スイッチと同じ役割を果たすソフトウェアです。 一般的なKVMスイッチとは以下の点が異なります。
Apple Siliconを搭載したMacの能力により、以下が可能です。
このアプリケーションは、以下のような環境で実行することを想定しています。
遅延の少ない操作のために、60Hz以上のレートでキャプチャが可能な機器をお勧めします。 キーボード/マウスエミュレータとして、MR-CH9329EMU-USBに対応しています。 http://minnanolab.net/product/pro_keyboardmouse/pro_keyboardmouse.html
開発は以下の環境で行いました。
画像キャプチャ機器を選択します。 カッコ内はDeviceに固有のIDを表します。同型の複数の機器に対応できます。
画像キャプチャのフォーマットを選択します。
PixelFormatは、デバイスが出力する画像のデータフォーマットを表します。 “420v”のみ対応しています。”420v”は、”Planar Component Y’CbCr 8-bit 4:2:0” と説明されます。
Dimensionは、画像の解像度 横(pixel) x 縦(pixel) を表します。
FrameRateは、1秒間あたりのキャプチャ回数を表します。 操作遅延の観点から、60Hz以上をお勧めします。
Open Window in full Screen : チェックが入っている場合、List ウインドウからConsoleウインドウを開いた直後に最大化します。
Prevent Display Sleep : チェックが入っている場合、ディスプレイがスリープに移行することを妨げます。Manipulateデバイスが設定されていれば、SubConsole使用中はキーボードやマウスを操作することによってスリープ移行が妨げられますので、設定不要です。Manipulateデバイスを設定していない場合に有効です。
Audio Device : 音声キャプチャ機器を選択します。カッコ内はDeviceに固有のIDを表します。同型の複数の機器に対応できます。
キーボード/マウスエミュレータの種類を選択します。
“CH9329”のみ対応しています。”CH9329”は、半導体メーカー WCHによるIC(集積回路)で、シリアル通信によるコマンドに従って、USBキーボード/USBマウスの振る舞いをエミュレーションします。
“MR-CH9329EMU-USB”は、このCH9329にUSBシリアル変換ICを接続して、ホスト端末側ともUSB接続できるようにした製品です。ホスト端末からは、接続したMR-CH9329EMU-USBは、USB/シリアル変換器として認識されます。
CH9329が接続されているシリアル通信ポートを選択します。
Macがシステムとして認識している シリアル通信ポートの一覧が示されます。 MR-CH9329EMU-USBをMacに接続している場合、 “/dev/cu.usbserial-xxx”として表示されますので、対応するものを選択してください。
CH9329と通信するためのシリアル通信上の変調速度を選択します。RS232Cに基づくシリアル通信では、変調速度(Baud)は通信速度(bps:bit per second)と同じ値になります。
CH9329と通信するために、CH9329に設定された速度と同じ値をここで選択する必要があります。CH9329に設定されているデフォルト値は 9600 です。 変調速度を選択した場合は、”Chip Information” の “Reflesh”ボタンを押して通信できるか確認してください。選択すべき変調速度が不明な場合、”Chip Status”が”alive”となるまで変調速度の変更とリフレッシュ操作を繰り返してください。
CH9329との状態を示します。
CH9329と通信できていて、コマンドに対してCH9329から正常な反応がある場合に”alive”と表示します。それ以外の場合は”not confirmed”と表示します。
MR-CH9329EMU-USBの場合、ゲスト端末の電源がオフになっている場合はCH9329に電力が供給されないため、常に”not confirmed”となります。
CH9329に保存されている各種パラメータを表示します。
CH9329に新たなシリアル通信上の変調速度を設定します。
Chip Statusが “alive”の時にのみ有効です。ボタンを押した後、変更後の”New BaudRate”を選択し、”OK”ボタンを押すことで新しい変調速度をCH9329に書き込みます。
CH9329の電源が切れ、再度入った時から新しい変調速度が有効になります。
MR-CH9329EMU-USBを使っている場合は、ゲスト端末から取り外し、再度接続してください。その後、このアプリで、BaudRateを書き込んだ変調速度と同じ値に設定し直してください。
CH9329を工場出荷時の設定に戻します。
Chip Statusが “alive”の時にのみ有効です。ボタンを押した後、”OK”ボタンを押すことでCH9329を工場出荷状態に戻します。
N/A
マウスカーソルの位置の指示方法を選択します。
マウスカーソルの座標の種類を選択します。